おはようございます(業界のあいさつ的な)。
底辺ラノベ作家のていらのです。
先週は仕事から帰ってきてもイライラしてることが多く、
ブログの更新さぼってました。
更新したくても、さて何をネタにすべきか考えて、
まずは安易なところで「自分」について語ろうかと。
で、自分を語る中でも、とりあえずアイデンティティとなっている、
ラノベ作家としてデビューするまでの軌跡などを綴ろうかと。
■何歳から書き始めたの?
「小説」という体裁で書き始めたのは30歳のときです。
ただ、20代の頃に舞台役者をやってまして、
その頃に自分で作・演出・出演をこなしたことがありました。
このとき、舞台用の脚本ではありますが、「書き始めて、終わらせる」
という一連の創作作業の経験があって、これが小説執筆の下地になったことは間違いないでしょう。
なので、30過ぎてもラノベ作家になりたいなら「行けるっちゃあ行ける」と思います。
ただ、私自身「もっと早く取り組んでいれば……」という後悔はおおいにありますので、若ければ若いに越したことはないと思います。
■どのくらい投稿したの?
5年間です。とくに「○○年でデビューできなければあきらめる!」みたいな、
かっこいい目標は立てていませんでした。
その間に書いた長編は7本。
私はそれを「使いまわして投稿しまくって」ました。
これに関しては様々な意見を目にしましたが、
私自信、30を過ぎており焦りもありましたので、
「なりふりかまってらんねえ」ってのが正直なところです。
あ、もちろん落選を確認してから使いまわしてましたよ。念のため。
で、投稿回数を確認したら「27回」でした。
あんまり詳細に述べるとぽろっと身バレしそうなことを言っちゃいそうなので、
「主要レーベルにはほとんど投稿しまくっていた」
と申し上げておきます。
例えば「受賞はできなかったけど、拾い上げで……」なんて言っちゃうと、
かなりレーベルが絞り込まれてしまうので(笑)
ちなみに、初めて投稿したのはGA文庫大賞でした。
運よく一次選考を通過し、完全に調子に乗りました。二次で落ちるわけですが。
■どうやって小説の書き方を勉強したの?
完全に我流です。
「小説の書き方」系の本は、何冊か読んだ気がします。
作家になる前も、なってからも言えるのですが、「書いてなんぼ」です。
……いや、自分で言っててすげー耳が痛いんですけどね。
講座みたいなとこに通おうかとも思ったのですが、
ああいうところって課題として書いたのを提出せなあかんやん?
恥ずかしいやん?
よく、「デビュー前は友達に読んでもらって感想をもらってました!」
みたいな受賞者インタビューあるじゃないですか?
そういう環境に恵まれ、友達の感想に真摯に耳を傾けられる人ならそのトレーニングはベストかもしれませんが、私には無理でした。
私は性格が歪んでアレなので、とてもじゃないけど自分作品の感想を経験値にできそうにありませんでした。
ラノベを投稿してることを明かしてる仲のいい友人ですら、
私の書いた小説を目にしたのはデビュー作が発売されてからでしたから。
なので、とことん自分と向き合って、自分にあったやり方を模索していくしかないかと。こういう部分はしんどいかもしれませんね。
■どのくらいのペースで書いてたの?
平日は夜遅く、土日は気が向いたら書く感じでした。
平日にフルタイムで仕事をしていたとはいえ、
5年で7作なので、大した量ではないです。
平日は応募原稿の書式で1ページ~2ページくらい。
ざっくり物語内のイベントを最後まで考えて、文章に起こしていくスタイルで、
詳細なプロットは作りませんでした。
……が、これがデビューしてから苦労する羽目になったので、
ある程度は企画書のようなプロットを書くことに慣れておいた方がいいです。マジで。
■なんで続けられたの?
私、アニメが好きです。この歳でも。
絵も描けねえ、芝居もできねえ、それなら……と、
なんとか「そっちの業界」にしがみついていたいという気持ちが、
投稿生活を支えだったと思います。
もちろん、自己顕示欲とかそういったドロドロした想いも多分にあります(笑)
■最後に
「何にも有益な情報がねえじゃねえかよ!」という人のために、
私が投稿生活中に支えとしていたモノの紹介でも。
第6回GA文庫大賞前期で奨励賞を受賞された、広岡威吹先生のブログです。
一年以上更新が止まってますが、投稿者時代に次々とトライ&エラーを繰り返す様は圧巻。心の支えでした。
小説執筆にあたって、何度も目を通した本。
この手の本は向き不向きがあるので、近くに書店があるなら目を通してみて、
「自分に合いそうだな」と感じたものを参考にするといいかも。
こちらは文字通り、3年間「全力で」ラノベ新人賞受賞を目指された方の話。
正確にはこの方のブログを読んだのは私がデビューしてからですが、
本当に頭が下がります。私にはここまでできない。
企画が没になってがっかりしてるときなんかは、
「俺なんかじゃなくて、この人がデビューすればよかったのに……」
と思うくらい。
さて、今日はこのへんで。
しばらくは自分語りが続くかも。