おはようございます。
ていらのです。
今日は、私が唯一、
多少、高いところからモノを言えるジャンルで語ろうかと思います。
ラノベでデビューしたいけど、お話が書けない人向けです。
受賞なのか拾い上げなのかすら明かしていない私ですが、
一応、「新人賞経由」でデビューしました。
まず、最初にやった方がいいことは「自分と向き合う」ことです。
「何言ってんだこいつwww」と思った人、
もう少し待ってください(笑)
小説の執筆方法っていろいろありますよね?
プロット書けって人もいれば、そんなのいらないからガンガン書けって人も。
私も何冊か創作術的な本を読んだりしてみましたが、
あまり手ごたえを感じたものはありませんでした。
中には複数人で執筆してる作家さんもおられますが、
小説って、基本は一人で書きますよね?
そうなると、書き手の生きてきた人生が大なり小なり、
文章や構成やキャラクターに影響をしているわけです。
どんなに優れた作家さんでも、
もしかしたら優れた作家さんならなおのこと、
創作術を教わったところで、再現性は低いのではないでしょうか。
そこで「自分と向き合う」です。
まだ小説を一本も書いたことがなければ、
大きな本屋に行って執筆術系の本をめくって、
一番自分に合っているもの(直感でいいです)を一冊買って、
完成を目指しましょう。
このとき、応募しようと思っている新人賞の締め切りを期日とし、
「なるべく完成させてください」。
目標は「完成」です。「受賞」でも「一次通過」でもありません。
このブログで私が一番最初に書いた記事で紹介しましたが、
鈴木輝一郎先生の、
「何がなんでも新人賞獲らせます!作家の道をまっしぐら!! 」
私はこれを何度も読み返していました。
この本、どちらかといえば一般文芸向けのデビューを目指す人向けなので、
あまりラノベ向けではないかもしれませんが、
「書ききれない」人に向けて重要なことが書いてありました。
それは、「書ききるための体力が必要である」ということ。
「体力」とは、フィジカル的な意味ではありません。
超意訳すると、「長編小説を書ききることに慣れましょう」ということ。
「多くの場合、いきなりはむずかしいですよ」と。
締め切りを決めたら、その期限内に原稿を仕上げる訓練をしましょう。
一見、当たり前のようですが、この鈴木輝一郎先生はご自身の小説講座で、
「『あいうえおかきくけこ……』でもいいから、期限内に原稿を埋めなさい」
と教えているそうです。
そう、小説の体を成していなくてもいいから、
手を動かして、まず規定の量の文字を書くことに慣れろ、と。
つくづく私も思いますが、「手を動かす」というのは本当に重要です。
脳内でねちねち考えているだけでは、応募規定に文字数が達することはありません。
ここまで読んで、「それは違うでしょ……」と思ったあなた。
正しい。
あなたは自分で判断しました。
「このやり方は自分に合ってない」と。
その思考を続け、小説を書き続け、応募し続けてください。
人のやり方を鵜吞みにしたり、吐き出してみたり。
過去にやったやり方をもう一度試してみたり。
取捨選択したり。
そうやって試行錯誤して、自分に合ったやり方で書く。
つまり、自分と向き合うこと。
それがデビューへの一番の近道だと思います。
……と、なんか綺麗にまとめたようで、胡麻化した感があるので、
私が投稿者時代にやっていたやり方を紹介しますね。
1【クライマックスを思いつく】
「いきなりクライマックスかい(笑)」と思ったあなた。
正しい。
これは私の個人的特性な部分がおおいにあると思いますが、
アニメとかを見てると、「俺ならこうするなあ」とか考えるんですね。
私はアニメは「単に好きで」見ているので、「勉強のために!」とかは、
あまり思いません(思えよ)。
見ながらいろいろ考えるのが好きなんです。
そこで、思いついたクライマックス的場面を、
メモしてストックしておきます。
ラブコメなら告白とか、バトルならラストバトルとか、
ミステリーなら犯人を追い詰めているところとか、
そんな感じの場面でしょうか。
2【クライマックスを作り込む】
で、そのストックの中から、一番書けそうなやつを選んで、
クライマックスだけ自由に作り込みます。
3【クライマックスに向かって作る】
キャラの配置、ストーリー構成をクライマックスに向かって作ります。
4【逆算でイベントを配置】
クライマックスに行きつくように、イベントを箇条書きで配置。
その間を埋めていくように、会話と地の分を執筆していきます。
ね? 参考にならないでしょ?
このやり方だと、クライマックスの出来が全てです。
クライマックスは物語の最高潮のなので、
そこがショボいと、他はもっとショボくなります。
書いてて苦痛なことも(笑)
しかも、いわゆるログラインと言われる、
「〇〇が、△△する話」みたいな物語の柱を決めていないので、
話の収集がつかなくなり、途中で投げ出すことも多かったです。
書けても応募規定を超えてしまったり、等……。
私は新人賞に応募するときは、
過去の受賞作を何冊かと、そのレーベルのヒット作に目を通す程度で、
そこまで熱心に研究をしませんでした。
研究すると、それだけでやった気になっちゃって、
書かなくなるのですよ(笑)
ただ、私にはこのやり方が合っていて、
このやり方が一番作品を書けるなと思ってました。
こんなんでもデビューできます。
「ひとそれぞれ」だから「自分と向き合う」こと。
あと、手ぇ動かせ。
このことが少しでも伝わったのなら幸いです。