おはようございます。
ていらのです。
今日よりまた出先での更新が続きます。
最近改めて感じたことがあります。
多少の偏りはありますが、
媒体に限らず、物語のクライマックスでは、
主人公が走る、ということ。
これは、作品がエンタメ寄りであればあるほど、
顕著な気がします。
あくまで体感ですが。
そして、走る、つまり、動きが出る媒体の方が、
より、クライマックスダッシュ率は高い気がします。
やはり、クライマックスには疾走感が欲しいですし、そこに何かしらの時間制限があれば、緊張感も生じるでしょう。
じゃあ何かと言われても、
そんなに大量の例は出てこないのですが、
『君の名は』でも最後走ってましたよね?
個人的に一番印象的なのは、
劇場版クレヨンしんちゃん『オトナ帝国の逆襲』
でしょうか。
しんのすけがボロボロになりながら走る様は、
涙すら誘います。
かく言う私のデビュー作も、担当さんから、
「主人公、ラスト走らせましょうか」
とアドバイスをもらいました。
やはり、「走る」という行為はわかりやすいからでしょう。多くの人は走った経験があるでしょうから、その身体的負荷は想像しやすいでしょう。
そこに、わかりやすい
「走らざるを得ない状況」を付与すれば、
ある程度の演出効果を期待できます。
多少ベタになっても、
費用対効果は十分なのではないでしょうか。
もちろん、疾走感があって、時間制限等で緊迫していて、主人公が何かの負荷に耐えながら目的に向かって突き進んでいて、物語の受け取り手に共感を得られる展開であれば、言うことなしですね。
それまでの展開で、受け手を十分物語に引き込んでおけば、どんな行為でも成立するでしょう。
それがまた、難しいわけですが(笑)