おはようございます。
ていらのです。
部屋探しにさっさとケリをつけたい気持ちが高まっていて、
今週末にはなんとかしようと思ってました。
物件にもあたりをつけており、
どんな部屋なのかも把握済みでした。
私が探している部屋は、
家賃が安いのが大前提です。
中でもその物件はユニークでした。
物件の説明には、
エアコンあり、室内洗濯機置場ありなどなど、
様々な特徴が記されています。
その中に見慣れない文字が。
「心理的瑕疵あり」
(しんりてきかし)
わかりやすく言うと、「事故物件」ですね。
前に住まれていた方が、亡くなられた物件でした。
何を持って「事故物件」とするかにはいくつかの解釈があったり、
また、告知期間にも決められた定めはないようでした。
「一度誰かが住めば告知義務がなくなるから、
事故物件に一ヶ月だけ住む仕事がある」
なんて話も聞きますが、明確に定められているわけではなく、
民事訴訟の凡例によるところが大きいと、ウィキペディアに書いてありました。
もちろん、私は面白半分で物件見に行こうとしていたのではなく、
「実際に住もう」と思って内見を打診しました。
やはり他の部屋に比べて不自然に五千円くらい家賃が安いわけです。
しかも内装は他の部屋の画像よりもピカピカ。
「これは…!」と思って、
明日にでも仕事を定時であがって見に行こうと思っていたのですが、
仲介の営業さんから、ピカピカの画像は以前のもので、
「原状復帰中なので内見できないっす」との連絡が。
事故物件であることに関して私が、
「前に住まれていた方が、どんな感じで亡くなられたのか、
聞いても大丈夫なもんですか?」
と聞いたら「全然大丈夫です」とのことで、
確認をとってもらったところ、
「居室にて病死された」という返答でした。
そして「少し発見が遅れた」とも。
ワンルームのマンションだったので、
返答は想像の範疇でした。
ワンルームということは、まず一人暮らしでしょう。
そこに住まれていた方が亡くなり、
物件が「心理的瑕疵あり」となってしまうのは、
十中八九、発見が遅れたケース。
ちょっと調べてみるといくらでも記事が出てくるのですが、
亡くなられた方もさることながら、
その部屋のオーナーさんの苦労も計り知れません。
孤独死する方は身内と疎遠だったりすることが多く、
清掃費等を請求するにも連絡がつかず、
泣き寝入りすることもあるのだとか。
ちょっと冗談も交えながらの記事にしようかと思ったのですが、
調べるうちに現代社会のリアルを目の当たりにして、
とても面白おかしく書いていいような題材ではないと思い至りました。
実は私、先週の段階で「心理的瑕疵あり物件」を、
知ったうえで内見しております。(一人で)
とても綺麗な部屋でしたが、異臭…とまではいかないまでも、
部屋の中に入った瞬間、嗅いだことのない臭いがしました。
さすがに腐敗臭は嗅いだことがないので、
「これ、なんの臭いだろうな…」と思いながら、
メジャーで室内を測っていました。
そこも家賃、立地ともに申し分ない物件だったのですが、
室内にGの死骸があったので…。