ていらのです。
インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)が提供する格安SIM、IIJmioが2021年4月1日より提供開始する新プランを発表しました。
拙者、もう乗り換えたいでござる。
IIJってどんな会社?
インターネットサービスプロバイダ(ISP)、仮想移動体通信事業者(NVNO)、システムインテグレーション(SI)など行っている企業です。
何やら難しい単語が並んで、初めて二郎の呪文を聞かされた気分でしょうが、ざっくり言えば、通信インフラのあれやこれやを手広くやってる会社です。
Initiative(主導権)の名に偽りはなく、インターネット黎明期からかなり早い段階でプロバイダ事業を展開していた企業です。
気になる新プラン
プラン容量
プラン容量
SIM機能 |
2ギガ | 4ギガ | 8ギガ | 15ギガ | 20ギガ |
音声SIM (データ通信+音声通話機能) |
780円 | 980円 | 1,380円 | 1,680円 | 1,880円 |
SMS機能付きSIM (データ通信+SMS) |
750円 | 950円 | 1,350円 | 1,650円 | 1,850円 |
データ通信専用SIM (データ通信/タイプDのみ) |
680円 | 880円 | 1,280円 | 1,580円 | 1,780円 |
eSIM (データ通信・NTTドコモ網のみ) |
400円 | 600円 | 1,000円 | 1,300円 | 1,500円 |
IIJmioの特徴は?
そんなIIJが提供する格安SIMがIIJmio。なんかすごそう!
大差ない(体感)
大差ないんかい!
過去にIIJmioを使ったことがありましたが、そこまで速度が速いとは感じませんでした。
その後に1年くらい、ビックカメラのBIC SIMを使ったこともあります。
BIC SIMはロゴの下に小さくあるpowered by IIJの文字が示す通り、通信設備はIIJのものを使って提供されています。
このときもやはり速くはないなあ、という感想。
特にBIC SIMを使っていた頃は普通に会社勤めとしていたので、スマホを触るのはお昼休みになるわけですが、まあTwitterやニュースサイトを見る程度ならギリギリ使えるか、という程度の速度でした。
格安sim 速度 比較とかでググってみると、主要MVNOを比較した記事が色々と出てきますが、その値だけを見てもIIJmioはそこまで高速というわけではありません。
最大の特徴(体感)
安く使えりゃいいという人にはあまり需要はないかもしれませんが、IIJmioの最大の特徴は、技術情報の発信だと思っています。
エンジニアによる公式ブログてくろぐでは様々な技術情報をわかりやすく発信しています。
中でも、注目度が高いiPhoneは、毎年スタッフがAppleStoreに並び、発売日に購入して動作検証しているとのこと。
本日AppleからiPhone 12シリーズが発表されました。新iPhoneは毎年IIJスタッフが発売日にAppleStoreに並んで購入し、動作確認をしています。今回は5Gに対応した初めてのiPhoneということで、IIJmioで使えるか気になるところです。ご心配な方は動作確認報告をお待ちください。https://t.co/uHfAOQgm6G
— 堂前@IIJ (@IIJ_doumae) 2020年10月14日
対応情報が早いのもうなずけます。
この姿勢は僕が知る限り格安SIMが流行り始めた頃からずっと続いています。
対面によるサポートがないケースが多い格安SIMだからこそ、こういった技術情報を積極的に発信してくれることは非常に好感が持てますし、黎明期からインターネットインフラに関わってきた企業のプライドを感じます。
ユーザーに事前の通知なく勝手に通信の最適化とかやっちゃう企業とはわけが違いますね。
ただ、あまり詳しくない人は、当然そんな技術情報まで調べに行くことはないんですよね……。
そういったライトなユーザーに対して、強くアピールできる要素である回線速度が速くはないというのは痛い。
とはいえ、4月から始まる新プランは価格の面で十分に魅力的なのは間違いないですね。
OCNにも注目しておこう
さあ、あとはIIJmioの新プランが始まる4月を待つばかりだね!
……とは言い切れません。
キャンペーンで出たばかりのスマホをアホほど値下げすることで有名な、
OCN モバイル ONEが、3月に新プランを発表することを予告しています。
現状のプランでは1GBで1,180円という価格設定です。
すでにIIJmioが2GBで780円というプランを発表しているわけですから、そこと競い合うことができるような内容が期待されますね。
まあ、アハモ発表の直後に国民を総ズコーさせてくれた企業もありましたが(笑)
それと、OCNが侮れないのは、そこそこの回線速度が出ていることです。
かく言う僕もmineoの前はOCNを使っていたのですが、お昼でも速度に困ったことは一度もありませんでした。
ですので、多少IIJmioより割高だったとしても、速度というアドバンテージがあるのでOCNを選ぶ価値は十分にあるでしょう。
そういう意味でもOCNの新プランには注目しておきたいですね。
まとめ
アハモ発表から携帯業界が大騒ぎになっています。価格が下がるならユーザーとしてはうれしい限りです。
さて、ここまで格安SIMを使うことを前提に記事を書いてきましたが、毎月そこそこの通話をする人、めっちゃ通信する人なら当然、ahamo、povo、LINEMOに加え、大手3社のメインプランも選択肢に入ってくるでしょうから、その辺はライフスタイルと相談して、より自分に合ったものを選んでください。
その際、この記事が何かのお役に立てたなら幸いです。
ちなみに僕はmineoに変えてしばらく経ちますが、非常に快適です。
一年は使うかなーと思ってたのですが、動画とか見ないから月に5GBも使いません。
留守電のオプションを入れてもIIJmioの2GBのプランなら月に300円くらい安くなるので、これは乗り換えたい。
僕のような貧乏人にとっては大金ですからね。
ただ、前述の通り、判断はOCNの新プラン発表を待ってから。
じっくり吟味したいと思います。