ていらのです。
過去の記事で少し触れたことがあったと思いますが、僕は過去にパチンコにハマっていた時期があります。
けっこう注ぎ込んでたし、行かなきゃいいのに気づけば足が向いている。
それはもう依存症の状態だったと思います。
基本的に自分語りです。
お金持ちだったわけではない
パチンコに依存できるほどなんだから、よほど収入があったのかと言われれば、決してそうではありません。
定職についていたので、毎月手取り18万くらいの収入があった程度です。今に比べたらずっと裕福ですが、今よりは高い家賃の物件に住んでいましたし、仕事をしていると同僚とかと昼食を共にしたりする機会が多くあり、食費に関しての管理がガバガバになっていたので、ほんとお金持ちではありませんでした。
ちなみに僕はパチンコ専門で、スロットにはほぼ手を出していません。
きっかけ
初めてパチンコに触ったのは高校卒業した直後でしょうか。
パチンコというものを知識として知っているだけだったので、社会勉強として知人と打ちに行ってみたのでした。
取りたての免許で、初心者マークをつけた軽自動車に乗って。
結果、10分もせずに1,000円が溶けて、びっくりして逃げ帰ったのを今でも覚えています。打ったのは確かわんわんパラダイスだったと思います。
この直後に上京するのですが、特にパチンコを打つことはありませんでしたし、打ちたいと思うこともありませんでした。
その後、大学進学を目指して勉強をするため、一度東京から実家に戻った時期がありました。
大学入学の資金にするためにバイトを始めるのですが、地元(東北)のバイト代が安くてびっくり。
その頃はコンビニで深夜に働いても、時給700円台とかざらでした。
1,000円以上の時給で働こうと思ったら、もう選択肢は一択です。
そう、パチンコ店ですね。
出会ってしまった
パチンコを打ったことがある人なら誰もが知っている、全国規模のチェーン店でしたが、先に結論を言ってしまうと、しんどすぎて1ヶ月で辞めました。
チェーン店なので研修とかもめっちゃ厳しかったのを覚えてます。女は絶対に化粧しろ、男は絶対に整髪料をつけろとか言うルールがあったり、開店前にホールの端と端に立って声出しみたいなこともさせられました。
僕は整髪料をつけるのがあまり好きではないうえ、その頃は田んぼ道をカブで疾走してお店に通ってたので、ヘルメットで髪型が崩れます。本当に毎日イライラしてた。
百歩譲ってお店の指導方針が厳しいだけならまだ耐えられたのですが、そこはパチ屋。
当たらないことでムカついた客が文句を言ってくるわけですね。
その頃はほとんど打ったことがない僕ですら、いや、パチンコってそういうもんじゃね?と思っていたので、怒りの矛先をこちらに向けてくる客の意味がわかりませんでした。
そんな態度では仕事もうまくいくはずもなく、客からも仲間からも怒られるという状況になり、さすがに面倒になって辞めました。
ただ、そんな僕もある程度はパチンコ台について勉強しておかなきゃいかんと思って実際に打ってみようと他店に足を運んでみました。
そのときにちょうど話題になっていたのが、初代エヴァでした。
エヴァといえば、僕をオタクにした元凶アニメの一つです。(もう一つはスレイヤーズ)
そのエヴァの台が出たら打つしかないということで、打ってみたら面白かった。
このときはは勝ち負けではなく、本当に、ただ単純に楽しんでたと思います。
2R確変で暴走モードという演出には、作り手も作品のことわかってるなー、なんて思いながら打ってました。
ただ、このときもそこまでハマることもなく、再度上京すると同時にパチンコは打たなくなりました。
本格的にハマる
それから数年の月日が流れ、僕が本格的にパチンコにハマったのはエヴァシリーズの4台目、「使徒、再び」が絶賛稼働中の時期でした。2008年くらいですね。
エヴァが大人気というのもありましたが、当時付き合っていた彼女がパチンコ好きで、そのうえバイトもパチ屋の店員という女性でした。
なので、パチンコの話題に花が咲くのですね。別に、僕がパチンコにハマったのはこの女のせいだ!なんて1ミリも思ってませんし、自分の意思ではありますが、この人で出会っていなければ、パチンコはやらなかったかな、とも思います。
僕も彼女も同じアニメ好きだったので、アニメタイアップの台とかが出るとお互い気にしていたのですが、違ったのは打つときの姿勢。
彼女は気になった台をテキトーに打って、単純に勝った負けたを楽しむタイプ。
対して僕は打つ前に必ず台の仕様を確認して、潜伏や小当りがある台なら逐一セグランプを確認して望むタイプでした。
最初のうちは収支もつけていて、トータルで勝ってるなんて言葉もよく口にしていましたが、トータルで負けが込んできたあたりから、収支を気にするのをやめました。おそらく、中古の軽自動車を買えるくらいには負けていたはずです。
どのくらいハマったか
ほぼ毎日打ってました。
プログラマーやってるときで収入が比較的安定していたのも手伝って、あまり残業がなかった日などは仕事帰りにも行ってました。
そして、この時期。あの台が出た時期とも重なります。
CR牙狼XXとCR蒼穹のファフナーです。
牙狼に関してはそのギャンブル性から団体が規制に動くほどの問題作。
ファフナーも、僕の知人界隈で1時間で2万円が溶ける、時速2万円の台として有名でした。
ファフナーは羽根が開くタイミングで云々という攻略法みたいものが流布され、一斉に稼働を停止したことでもまた、話題となりました。
私はというと、もともと羽根モノのような、役物に動きがある台が好きで、ファフナーのアニメを視聴済みだったのもあり、ここでガッツリハマりました。
お金を湯水のように注ぎ込んだのもこの時期が一番だったでしょう。
突如訪れる、終焉
ここまでハマりにハマったパチンコを、ある日ぱったりと辞めました。
その理由は、お金がなくなったからです。
なぜお金がなくなったかと言えば、引っ越したからです。
その頃は彼女と同棲していたのですが、分かれることとなりました。当然、引っ越すことになります。
もちろん、パチンコに明け暮れた僕に引っ越すための資金が十分にあるわけもなく。
少し前の記事で触れた、キャッシングの借り入れが上限に張り付いている時期はここから始まります。
生活するだけで経済的に精一杯で、さすがにそこでパチンコに行こうとは思いませんでした。
ここから数年間パチンコから離れることに成功します。
ですので、パチンコについ行ってしまうレベルの人の解決策は、お金を失うという身も蓋もない答えになってしまいます。
意思で辞められるならそれが一番なんでしょうけどね。でも、そこそこの規模の町なら、駅前とかに必ずあるんですよね、パチ屋。見ないようにするというのも難しい。
余談ですが、このお金のない時期が小説執筆につながります。この時期がなければ、僕がデビューすることはなかったでしょう。
そう思うと、人間万事塞翁が馬という言葉を思い出さずにはいられません。
その後も打ったことはあった
では、そこできっぱりやめられたかと言えばそうではありません。
その後、派遣となり、勤務先を転々としながらも収入が安定してきたとき、気になる台が出てしまいました。
そう、CRFモーレツ宇宙海賊RとCRF涼宮ハルヒの憂鬱です。
モーパイの方はアニメが、ハルヒは原作1巻しか読んでないし、アニメも見てませんが好きでした。
両台に共通するのは、玉の動きでラウンドやら当たりが決まるという点で、前者はラウンド抽選、後者はV入賞だったと思います。
普通の確変デジパチだったら打ってなかったと思います。
現に、アニメが大好きだったCRFスレイヤーズREVOLUTIONは打ってません。
まあ好きだったとは言っても台とタイアップしてるREVOLUTIONは見てないんですけどね。
この台は一応近所のホールまで実機を確認しに行ったのですが、少し見ただけでも版権の使い方が好きじゃないなという感想を抱きました。
パチンコ台あるあるだと思うんですが、この台、この版権じゃなくてもよくね?という台がけっこうあります。
もちろん作る側はなんとか客をつけようと思ってタイアップするのでしょうが、原作が好きで打ちに来るような人(僕)は、最低でもエヴァくらい版権を生かしてもらわないと楽しめません。
一応、全回転リーチでドラグスレイブの詠唱演出はあるらしいのですが、これを擬似連で使ってくれたら、もしかしたら打ってたかもしれませんね。
ただ、タイアップが微妙でも牙狼のように台のスペックで人気になり、逆に作品の方が引っ張られる形で有名になるケースもあるから、一概には言えません。
こういった成功事例があるのも、雑なタイアップが減らない理由なんでしょうね。
エヴァの新劇場版があるのも、パチンコの成功があってこそ、なんて噂も聞きますし……。
この記事を書くにあたってP-WORLDの新台を調べてみましたが、甲鉄城のカバネリ、AngelBeats!、禁書目録まであってびっくりしました。
まとめ
もう少し書きたいことがあったのですが、なんかすんげー長くなったので、この辺で。
こんだけ語れるということは、それだけの時間を費やしたということで、この頃からきちんと自分と向き合って、創作に取り組んでいたらと思うと本当に悔しい気持ちでいっぱいになります。
もし、パチンコを含むその他ギャンブル等がやめられず困っている人がいたら、使えるお金を制限できるよう工夫しましょう。カードを人に預けるとか。
なにか他の趣味を見つけるのもいいですね。
僕のが打ってた頃あたりからパチ屋のホール内にATMが設置されるようになり、それを見て狂気の沙汰だなと思ってました。
借金してでも注ぎ込んでしまう人は、今すぐお医者さんに相談しましょう。
パチンコという存在の是非について、ここでは言及しません。
ただ、僕は時間とお金を注ぎ込んでしまったことを、少なからず後悔しています。
僕のように後悔しないよう、どうか時間を有意義に使ってください。