ていらのは売れたい

底辺ラノベ作家の雑記ブログです

MENU
よく読まれている記事

【ネタバレ注意】2023春アニメの雑な感想【その3】

スポンサーリンク

2023春アニメその3です。

今回は以下の作品についてです。

  • 私の百合はお仕事です!

長く語りたくなったので、今回は一作のみです。

※基本的にネガティブな感想が多めです。あなたの大好きな作品をボロクソに言っている可能性もありますので、ご注意ください。

 

作品の概要

1話のみ視聴。原作はコミック百合姫

誰からでも愛されるよう、主人公の白木 陽芽(しらき ひめ)は、常に外面だけは良くふるまっていた。

そんな主人公がひょんなことから「お嬢様学校」という設定のコンセプトカフェでアルバイトをする羽目に。

そこのバイト仲間も主人公に負けず劣らずクセモノぞろいで…。

キャッキャウフフ…ではない

作画は良好、中の人も有名どころ多数。

本作のことは予備知識ゼロだったけど「お、これは楽しめそう!」と思ったら、とんでもなくギスギスしたお話でした。

バイト先のカフェではお嬢様学校という「設定」があるので、女の子はそれぞれあてがわれた「役」に沿って演じながら接客するのだが、同僚たちは「素」のほうがクセが強い。

バイトの設定は『マリア様がみてる

無理やりバイトに駆り出された主人公は、接客中にその場の流れで同僚の美月を「お姉様」と呼んでしまう。その場は特に問題なく過ぎていったものの、営業が終了すると、美月が、よくも「お姉様」と呼んでくれたな!とばかりにブチ切れ。このカフェの「設定」において「姉妹」はとてっも重要な要素の一つなのだ。

マリア様がみてる』の概要を知っている人はピンときたかもしれないが、このカフェで行われているのは「マリみてごっこ」なのだ。

「姉妹」の重要性

マリア様がみてる』において「姉妹」とは、言ってしまえばヤクザの世界における「義兄弟」のようなもので、盃を交わすかわりに上級生が下級生にロザリオを渡します。

『私の~』でもその設定は踏襲されており、『マリみて』では「姉妹」をスール (soeur)とフランス語で呼んでいるのに対しドイツ語で「シュヴェスター」と呼んでいます。

言葉以上に強いつながりである「姉妹」の関係。

なのに、陽芽ちゃんがその場のノリで美月をお姉様呼びしてしまいさあ大変。

主人公の陽芽ちゃんに罪はない

そんな流れで美月を客前で「お姉様」呼びしてしまったものだから、終業後に素に戻った美月から陽芽ちゃんは辛く当たられます。

確かに陽芽ちゃんは完璧に外面を演じているようで、どこか雑な部分があるのですが、そもそも陽芽ちゃんはコンセプトカフェの詳細についてほぼ説明をうけていない状態でホールに放り出されたうえ、強面のギャル(こいつも店員)に半ば脅されるような形でしぶしぶ手伝っている状況。

そんな中で美月にガチギレされる陽芽ちゃんはただただ気の毒でした。

ノリが軽ければまだ見られただろうが…

これが、基本ギャグのノリだったらそこまで嫌な気持ちにならずに見られたと思うのです。

ですが、行ったことがある人は一瞬でわかるくらい、劇中の舞台は吉祥寺なのです。しかも作画がしっかりしているのでリアリティはあります。

その中でギスギスを見せられるので、本当に陽芽ちゃんが可哀想でした。

陽芽ちゃんも、「外面だけはいいキャラ」ではあるものの、どこか抜けていて個人的には共感できる範疇です。

ですが他の登場人物は「店内設定」では耽美なお姉様なものの素の方がクセが強く、主人公の陽芽ちゃんが一番常識的でマトモに見えてしまいました。

序盤の百合はお仕事です

おそらくは陽芽ちゃんと美月が、バイト先以外でも百合な関係を構築していく物語なのだと思うのですが、ギスギスした話は1話のインパクトとしてだけではなく、今後もしばらく続くようなのですね。

連載がコミック百合姫なので、こういった展開の百合作品もラインナップの一つとしては全く問題ないんでしょうが、この作品単体で、かつ1話だけを見た私は予想との乖離にびっくりしてしまいました。

アマプラのレビューは上々

ここまで、私の個人の感想をディスる方向で述べてきましたが、アマプラの評価はむしろ上々です。

例えば『転生貴族の異世界冒険録』は145件の評価の平均が2.6で3割が星1という厳しい評価。

対して『私の~』はレビュー件数こそ53件と少ないももの、平均が3.8で5割以上が星5。星1と星2も3割程度あるが、やはり好きな人はプッシュしたい作品のようだ。

ほとんどがそう…というわけではないが、高評価のレビューは結構先まで視聴したうえでの感想が目についた。

逆に、低評価のレビューはギスギスした内容に対してのコメントが見受けられた。

レンタルにあれば原作読むかも

ここ最近、1話しか見ていないアニメも原作のコミックを呼んでみると難なく読み進められたりするので(例:ゴールデンカムイ)、本作も、最近よく行くコミックレンタル店に置いてあれば1~2巻は読んでみるかもしれません。

アニメの感想って難しい

当ブログのような、一日のPVが100に届かないような場所といえども、アニメの感想を発信するのって怖いです。

アニメ感想記事の冒頭に、読み進めるにあたっての注意書きを必ず添えているのも、その恐怖心の現れですね。

もちろん「個人の感想です」と開き直るのは簡単ですが、これまで細々と記事にしていく中で、これほどまでに人によって感想に差があるのかと思い知りましたので、なるべくこのブログの記事で嫌な思いはしてほしくないんですね。

今回記事にした『私の~』は、そういった個人の感想の落差を改めて思い知った作品でしたので、単独で長々と書いてみました。

まあ、これまで散々多くの作品をディスり散らかしておいて、何を今更って感じですね。

そして、私が完全にアニメの視聴に飽きてしまうまでこのシリーズは続くと思いますので、奇特な方は引き続きお付き合いください。

プライバシーポリシー お問い合わせ