ていらのは売れたい

底辺ラノベ作家の雑記ブログです

MENU
よく読まれている記事

【ネタバレ注意】2023秋アニメの雑な感想【その3】

スポンサーリンク

秋アニメの雑な感想、その3です。

※基本的に文句が多めです。あなたの大好きな作品をボロクソに言っている可能性もありますので、ご注意ください。

経験済みなキミと、経験ゼロなオレが、お付き合いする話。

1話のみ視聴。原作は富士見ファンタジア文庫

経験済みなヒロインと、経験ゼロな主人公が、お付き合いする話。本当にタイトル通り。

もちろん「経験済み」というのは性行為のことで、「二次元のヒロインにくらい夢を見させてくれ」と強く願っている人には受け付けない作品だろう。

そういう意味ではタイトルで判別できるのは良心的とも言える。

ヒロインは、恋愛に対しては「付き合ってみないとわからないでしょ」、行為に対しては「男の人ってだいたいそういうものでしょ」という思想で、たしかにこういう考え方の女の子、いたなあ…と思わせる程度にはリアルさを感じた。

そんなヒロインに対して、主人公は「ちゃんと手順を踏みたい」と主張し、その気持にヒロインが応えるところから二人の関係が始まる。

展開は地味だが、関係性がしっかり描かれているのでつまらないことはない。

ただ、私はあんまりオドオドしてる主人公が好みではないので、例え中の人が花江くんでも、ちょっとその性格の部分はあまり好きになれませんでした。

 

とあるおっさんのVRMMO活動記

1話のみ視聴。原作は小説家になろう

おっさん(38歳)が「社会人だし、プレイできる時間も限られているからパーティーも組めないだろうし、あえて不遇スキルとかを選んで手広く気ままにソロで遊ぼう」な作品。

主人公はいたって普通の社会人のおっさんで、本作では過労死もしなければトラックに轢かれたりもしない。ゲーム内の話だが、SAOとは違って現実世界で死んでしまうこともない。

張り詰めた緊張感は無いので、実況プレイ動画を見るように楽しむ作品か。

あえて不遇スキルばかりを選んだ主人公ではあるが、やはりなんだかんだで上手くいったり、人が集まってきたりする。その流れは別に嫌いではない。

ただ、本作は今期私が見た作品の中で1、2を争うくらいには作画が安っぽい。アマプラのレビューでもその点が多く指摘されているが、幸い「崩壊」という単語は見かけなかったし、何気に豪華声優陣なので、本作の主人公がまったりとゲームをプレイするように、視聴するのには向いている作品か。

作画至上主義の私には向いていなかった。

 

ドッグシグナル

1話のみ視聴。原作はコミックブリッジ。

元カノから飼い犬を押し付けられた主人公が、散歩中に出会ったドッグトレーナーに出会い、成長していくお話。

ワンちゃんを押し付けられて四苦八苦している情けない系の主人公に、ちょっと気だるげでオラついたイケメンドッグトレーナー。

女性向けの作品であるのは明らかで、そもそも私に向いていなかった。

また、個人的にアニメの犬の造形があまり可愛いとは思えなかった。

原作の絵は可愛らしく生き生きと描写されているので、私のようにアニメが受け付けなかった人は原作をあたってみると良いかもしれない。

原作者はトリマーをやられていたようで、絵からも愛情が伝わってくる。

 

はめつのおうこく

1話のみ視聴。原作は月刊コミックガーデン

魔法を扱う「魔女」という存在がいた世界。だが、科学技術が発展し、魔女は科学の進歩を妨げる敵として迫害をうけるようになった。

そんな魔女に育てられた主人公が、目の前で師匠である魔女を殺され、復讐していくお話。

1話の情報量も展開も適切だったし、作画も申し分ないのだが、理解というか、少しの思い入れもないまま師匠の魔女が殺され、主人公が復讐に駆られていくので、置いてけぼりにされた気分だった。この辺は原作コミックなら理解を深めつつ読み進められるからいいのかもしれない(読んでないが)。

ただ、アマプラのレビューを見る限り、終始残酷な展開が続いていくようだ。

前述の『とあるおっさん~』も「作画が…」と酷評されており、評価値も★3を下回っているが、本作はそれ以上に評価が低く、低評価と胸糞展開に嫌気が指したようなコメントが多く見られた。

 

ひきこまり吸血姫の悶々

1話のみ視聴。原作はGA文庫

様々な種族が存在する、ファンタジーな世界。

そんな世界で、主人公(女の子)は吸血鬼の名門貴族の令嬢として生まれるが、吸血鬼なのに血が飲めない(味が嫌い)。それ故に魔法もダメ、運動もだめ、体も成長しないという三重苦で引きこもり生活を送っていたのに、ある日、親のコネで猛者が名を連ねる帝国の将軍の一人になってしまい、なんとかハッタリを使って他国と戦争したり、下剋上を回避したりするお話。

原作は第11回GA文庫大賞優秀賞受賞作(大賞は『処刑少女の生きる道』)。

百合、ギャグ、バトルとてんこ盛りの作品で、その部分を「盛りだくさん」と捉えるか、「ごちゃごちゃしてる」と捉えるか。

また、1話はギャグのノリが多めではあるが、主人公はどうやら後ろ暗い過去を抱えていたりと、可愛い女の子のギャグ一辺倒ではないようだ。

アマプラの評価も上々だが、コミカライズ1巻を読んでみた限りだと、私はコミックの方が向いていそうだ。

 

ビックリメン

1話のみ視聴。原作はビックリマンシール

ビックリマンシールが現金並に価値を持つようになった世界で、キラキラシールが出やすいと噂のコンビニとその競合店を巡って巻き起こる騒動のお話。

キャラは「悪魔vs天使」シリーズをベースに作られているようだが、作画はそこまで良いとは言えず、せっかくの武井宏之先生(シャーマンキングの人)原案のキャラデザ&メカデザが生かされていないと感じた。

シール自体に金銭的価値を持たせるのではなく、シールと関連した異能バトル的な展開にした方がまだシンプルで見やすかったんじゃないだろうか。

終始軽いノリで物語が進んでいくが、私はただただ薄味にしか感じなかった。

イケメンばかり出てくる女性向けかと思いきやそうでもなく、どの層を狙ったのか謎。強いて言えばビックリマンシール世代を狙ったのかもしれない。

 

ラグナクリムゾン

1話のみ視聴。原作は月刊ガンガンJOKER

竜が存在する世界において、多くの竜を討伐してきた優秀なヒロインとコンビを組む貧弱な主人公が、ヒロインを失う予知夢を見て、そうならないために未来の自分から力を得て戦うお話。

例えるならFateでいう士郎が、序盤で強敵を倒すために英雄エミヤの力を得るような話だろうか。

作画も良好で普通に見ていられたが、見続けるには「もう一声欲しい」と思ってしまった。ツボは抑えているし、多くの人に及第点をもらえる作品だと感じた。

1話で2話分の長さをやってキリのいいところまで見せてくれたが、見ていて「長いなあ」と思ってしまった。

未来の主人公が語りかけてくる時点で、主人公がなにかの力を得て未来を変えるであろうことは想像がつくので、そこを裏切らないのであれば、尺を長くする必要はなかったかもしれない。

 

私の推しは悪役令嬢。

1話のみ視聴。原作は小説家になろうなどのWeb小説。

乙女ゲームの悪役令嬢…ではなく主人公に転生してしまった」お話。

タイトルの通り、主人公(女性)はゲーム内のキャラの悪役令嬢が大好きなので、主人公としてその愛を押し付けていくお話。

「カタリナの物語」のように、自身が悪役令嬢として死亡フラグを回避していくのではなく、主人公と悪役令嬢のコメディータッチのやりとりがメイン。

「主人公と悪役令嬢」という関係性なので、もちろん主人公はいやがらせを受けるわけだが、そこはタフ…というか、変態すぎるせいで、主人公はむしろ喜んでいる。

コミックは百合姫で連載されているように、カタリナの物語よりも百合要素が強めのようだ。

コミック1巻既読だが、普通におもしろい。作画がキレイなのはもちろん、マンガ的表現も好みだったので、コミック追いかけようかと思っている。

逆にアニメは話を追うごとに尻すぼみになていくというレビューが目についた。

 

まとめ

いつも「タイトルも原作も知らなかったけど、アニメを見たら超おもしれーじゃん」という作品との出会いを楽しみにしているが、今期はそう感じた作品が少ない印象。

Web小説原作の作品も、なんだかんだ最後まで見る作品が1クールに1作品は欲しいところだが、それもなかった。

これ、クオリティ云々ではなく、加齢とともに趣味趣向が変化していってるんだろうな、という気がしてならない。

アニメ視聴中の集中力低下も顕著に感じるので、来年はこれまで以上に1話切り&0話切りを増やす必要があるかもしれない。

とは言え、なんだかんだで今年最後のクールも(自己基準ではあるが)なんとかさばけたので、続けられるだけ続けていきたい所存。

プライバシーポリシー お問い合わせ