夏アニメが本格的にはじまっちゃいましたね。
なので春アニメを一気に片付けてしまいましょう。
この記事、半分くらい書いたところで保存し忘れてて消してしまったため、いつも以上に時間を要しました(笑)
※基本的に文句が多めです。あなたの大好きな作品をボロクソに言っている可能性もありますので、ご注意ください。
君は放課後インソムニア
1話のみ視聴。原作はビッグコミックスピリッツ。
不眠症の主人公が、同じ悩みを抱えるヒロイン?に出会って、出会った場所がかつての天文部の部室だったことから話が広がっていくお話。
描写が非常に丁寧で、原作の雰囲気を余すことなく映像化しているが、肝心の原作が好みではなかった。
原作は3巻まで読んでみたが、主人公とヒロインの関係性か、天文部か、どっちがメインなのかよくわからず、絵はキレイだけど続きが気にならなかった。
天国大魔境
1話のみ視聴。原作は月刊アフタヌーン。
崩壊して人を襲う怪物が跋扈するようになった世界。廃墟となった東京(?)で、「天国」と呼ばれる場所を探す主人公ペアと、箱庭のような場所で管理されて生活している子どもたち。
おそらくこの2つが交わって大きく話が動き出すのだろうけど、コミック2巻まで読んでみたけど交わってなかった。
石黒正数先生の作品は『外天楼』だけ既読。1巻で終わる作品なのでサクッと読めたが、本作と『それでも町は~』は途中で止まってしまったので相性が悪いのかもしれない。
『外天楼』もそうだが、特殊な世界観描写は引き込まれるので、そこを楽しめる人向けか。
転生貴族の異世界冒険録 ~自重を知らない神々の使徒~
1話のみ視聴。原作はなろう。
転生して強くなる異世界モノが世に溢れ、既存の作品と全くかぶらないようにするのは非常に難しくなってきた中、少なくとも1話時点では、転生時に神様から過剰なまでに加護をうけるだけという作品。
作画は普通。物語自体はしっかり作ってあるので、できれば10年、遅くとも5年前なら多作に埋もれることはなかったであろう作品。
贄姫と獣の王
1話のみ視聴。原作は花とゆめ。
生贄として捧げられた主人公の少女が、半分人間の血が流れた魔族の王(人化時はイケメン)と、人と魔族の共生を目指すお話。
原作が少女漫画なので、私のようなおっさんではなく、原作ターゲット層の視聴者なら十分楽しめるのではないか、という作品。
王の獣の姿にも物怖じせず、生贄という自分の運命を最初から受け入れている主人公が逞しすぎる。
今後、この主人公が物語の中で何に恐怖し、何にうろたえるのだろう……と考えると続きは気になる。(そんな展開ないかもしれないけどw)
僕の心のヤバイやつ
1話のみ視聴。原作はマンガクロス。
猟奇本を愛読する系の中二病を患った主人公が、同じクラスの美少女とラブコメするお話。
「別にヒロインのことなど気にしてない(気になって仕方がない)」という描写が「あるある」と思わせるお話。『宇崎ちゃん』のようにヒロインの方から過剰に接触してくるのでもなく、『長瀞さん』のように小馬鹿にしてくるわけでもない。絶妙な距離感の物語が特徴か。
ただ、主人公の「中二病特有のキモさ」に心を抉られてしまう視聴者には向かないかもしれない。私だ。
絵に見覚えがあると思ったら、桜井のりお先生は『みつどもえ』を描いていた人だった。ウィキペディアで調べたら「女性」と書いてあってびっくり。
マイホームヒーロー
1話のみ視聴。原作は週刊ヤングマガジン。
平凡なサラリーマンの主人公が、妻とともに娘の半グレ彼氏を殺害し、推理小説の知識を活かして反社会勢力と対決するお話。
サスペンスなお話なので、絵面の綺麗さよりも、展開やヒューマンドラマを重視する人向け。というわけで、私には合わなかった。
原作コミックは21巻も出ていてまだ完結してない作品なので、レンタル店に置いてあれば原作で追ってみたい作品。
アニメのシリーズ構成・脚本の名前に見覚えがあると思ったら喜安浩平さんはファフナーの皆城総士役の人だった。声優として演じるし、舞台で演出もやられている方。すごい。
魔法少女マジカルデストロイヤーズ
2話まで視聴。オリジナルアニメ。
2008年――謎の勢力の出現によりあらゆるオタク文化が排除された日本で、オタクの少年の主人公と魔法少女が、奪われた文化を取り戻すお話。
……って、最近似たようなアニメがあったなと思ったら『逆転世界ノ電池少女』が似たようなストーリーでしたね。
OPのサブカルっぽさ?は「おっ」と思ったが、内容はそこまでの雰囲気があったかというと……。キャラは可愛く作画も良かったので、いっそサブカル方面に全振りしたらもう少し傷跡を残す作品になったかもしれない。
作品としては主人公が巨大ロボに乗って戦う『電池少女』のほうがわかりやすかった。(こちらは全話視聴)タッグを組むヒロインによってロボが特性が変化するので、ヒロンとの絡みもわかりやすかった。
女神のカフェテラス
1話のみ視聴。原作は週刊少年マガジン。
祖母が遺した喫茶店を解体して駐車場にするため、3年ぶりに帰省すると、そこには「祖母の家族」を自称する5人の美少女が住んでいて、赤字経営の喫茶店をみんなでなんとかしようとするお話。
ヒロインは5人。1話を見た限りではお色気要素多め。ということで、良く言えば「大人な」、悪意のある言い方をすれば「下品な」『五等分の花嫁』といった感じ。
キャラは可愛らしいが、造形というか属性があまり私に刺さらなかったようだ。
私の場合、ラブコメ作品はアニメよりもコミックで楽しむ方が向いているようなので、機会があればそっちで追うかもしれない(あ、これ追わないやつだ……)
山田くんとLv999の恋をする
1話のみ視聴。原作はコミックスマート。
主人公(女子大生)の彼氏がネトゲで知り合った女と浮気したので、自分もたまたま知り合ったネトゲの男(高校生のイケメンプロゲーマー)と付き合ってることにして、ゲームのオフラインイベントで自慢してやろうとするところから始まるラブコメ。
上の文章を書いてる際に改めて思ったが、少なくとも1話の時点では主人公に全く共感できない。もっと主人公特有の、かつ、多少の努力と犠牲をはらって元カレに復讐するならまだ共感できたかもしれないが……。
関係ないが、女性が「なろう原作の異世界ハーレム作品」みたいなのを見たときは似たような気持ちなのだろうか……と思ってしまった。
勇者が死んだ!
2話まで視聴。原作は裏サンデー。
悪魔対策に落とし穴を作ったら、うっかりその穴に勇者が落ちて死んでしまい、あろうことかその遺体に主人公の精神が憑依し、勇者として世界を救う羽目になるお話。
1話の「大根にニーソを履かせるシーン」になんか見覚えがあるなと思ったら、1巻発売直後に単行本を買って読んでいたようでした。
連載開始が2014年で2020年に完結しているので、私の記憶力では忘れていても仕方がないというもの。
作品概要の通り、ノリはおバカで楽しくはあるのだが、アニメは単調で見ていて退屈だった。私の場合は原作を自分のペースで読む方が合っていた作品のようだ。
六道の悪女たち
1話のみ視聴。原作は週刊少年チャンピオン。
主人公が祖父から受け継いだ不思議な力によって、「悪い女にのみ」モテるようになってしまうお話。
まず、少なくとも私は登場人物の女の子が全く可愛いとは思えなかった。どちらかというとラブコメというよりはヤンキー漫画寄りのようなので、作品の性質上、絵の造形はそこまで重要ではなく、何なら原作の絵は違和感がない。
原作の絵のタッチをうまくアニメキャラに落とし込めていないように感じた。
学園バトルな展開とともに主人公が成長していく物語のようだが、絵もさることながら、ヤンキーモノは私の好みではなかった。
ワールドダイスター
1話のみ視聴。スマホゲー配信予定のメディアミックス作品。
舞台演劇が大ブームとなった世界で、主人公がスターを目指すお話。
「舞台版、ラブライブ」といった風な作品。
真っ先に思ったのは「ダイスター」って「大スター」かよということ(笑)
前にも他の作品で書いた気がするが、舞台化前提のアニメ作品なら『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』見やすかったなあ、と。
大スターの方は、なんか主人公は架空の存在と会話してるし、最初に出会うお友達は感じ悪いしで、うまく物語に入っていけず、ワクワクもしなかった。
舞台にゲームにアニメと、おそらくお金がかかっているコンテンツなだけにキャラは可愛く作画もキレイなだけに残念ではある。
この作品を舞台でやる場合、アニメの登場人物を演じつつ、作品の中でまた別の作品を劇中劇といった感じで演じるのだろうか?
「単純にアイドルモノとかのほうが楽しみやすくね?」と思ったが、そんなのは大きなお世話で、声優萌えだろうがキャラ萌えだろうが、萌えたモノ勝ちよね。
本作を2.5次元と呼ぶのが正しいかはわからないが、メディアミックスの舞台は結構な規模になってきているようなので、コンテンツとしてブームになれば、ミーハーな私はきっとアニメも見ると思う。
アマプラの評価は星4以上と非常に高く、尻上がりに面白くなっていくという感想が多いので、難癖つけずに黙って最後まで見れば評価が変わる作品かもしれない。
地獄楽
6話まで視聴。原作は少年ジャンプ+。
江戸時代末期。抜け忍から死罪人となった主人公と、打ち首執行人のヒロイン?が極楽浄土と噂される謎の島から不老不死の薬を探し出すお話。
得体の知れない謎の生物が跋扈するよくわからない閉ざされた空間(島)で、あるかどうかもわからない薬を他の死罪人と争うという構図が、江戸時代という時代設定を感じさせないくらい入っていきやすかった。
作画もキレイでバトルシーンもよく動く。ラブ要素もコメ要素もない主人公とヒロイン?の関係性もこれはこれでグッド。
物語がちょっと停滞したあたりで『水星の魔女』の未視聴分を見始めてしまい、そのまま放置。漫画喫茶に行く機会があったので原作をめくってみたが、あまり絵が好みではなかった。
……が、13巻で完結していると知り、俄然読みたくなってきた。
スキップとローファー
1話のみ視聴。原作は月刊アフタヌーン。
石川県のはしっこから東京の進学校に首席で入学した主人公の学校生活。
アニメは1話しか見てませんが、アニメきっかけで原作を読んでみて、そのまま最新巻まで一気に追いかけた作品。
1話の雰囲気を見て、「あーこれ、ちょっと変わってる主人公が嫌がらせされる展開じゃねーの?」と思ったらそんなことなかった。
ちょっといざこざがあっても、なぜか徐々に仲良くなっていく。主人公の周囲にはそういう人が集まってくる。主要な登場人物は、みんな自分がかかえる問題ときちんと向き合って、解決しないまでも何かしらの答えをだしたりと、「進学校に通う高校生ってこんな感じなんだろうな」と勝手に妄想させてくれる作品。
主人公の美津未ちゃんは勉強ができるんだけどどこか抜けてて、三白眼で可愛くはないし、全く垢抜けてないんだけど逆に可愛くて仕方なくなる。
記号的な設定はないのにキャラが立ってるのも素敵。
続きがきになる(ただしアニメは1話しか見ていない)。
まとめ
春アニメは継続して視聴する作品が少なめでした。代わりに、原作のコミックを読んで見るというアプローチを開拓できた3ヶ月でもありました。
【推しの子】とスキップとローファーは最新刊にたどり着くまで楽しめたので満足です。
アニメだけで言うと、最終話まで視聴したのは鬼滅の刃 刀鍛冶の里編とこの素晴らしい世界に爆焔を!だけでした。
すいません、途中から未視聴だった劇場版三部作「PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System」を見たりしてました。
オススメに出したアマプラの責任ですね。
夏アニメも始まって1ヶ月が過ぎようとしています。ご期待ください。