ていらのは売れたい

底辺ラノベ作家の雑記ブログです

MENU
よく読まれている記事

【ガチでネタバレ注意!】「天気の子」を見た感想(ネタバレ版)【私は好きよ?】

スポンサーリンク

おはようございます。

ていらのです。

 

物語の内容にはあまり触れずに、

私の「君の名は。ほどじゃなかったよ。でも天気の子おもしろいよ」

という、言い訳がましい記事を書きました。

www.teirano.com

 

こちらの記事はガチで本編を詳細に記述しますので、

これから見る予定がある人は見ないことをオススメします。

(「君の名は。」のネタバレも含まれます)

 

特に見る予定がない人や、

見るけど先に内容を知っておきたいという人は、

(知人にそういう人がいます)

このまま先にお進みください。

 

ちなみに、この記事は新海誠監督の前作

君の名は。」との比較に終始し、

「天気の子」のあまりよくなかった点の指摘ばかりです。

しかし、ネタバレなしの記事にも書きましたが、

私は本作を十分楽しんで見てきました。

ただ、個人的には「君の名は。」の方が好きだった、と。

この記事ではその理由を語っております。

 

 

ストーリーに関して

さて、間違いなく「君の名は。」と比べられるであろう、

「天気の子」。

 

「主人公とヒロインだけが、危機を救うことができる」

という点では全く一緒です。

私の中で理解が曖昧なので恐る恐る使いますが、

いわゆる「セカイ系」という分類になるでしょうか。

世界といっても「君の名は。」も「天気の子」も日本の一区域ですが。

 

君の名は。」では、

主人公とヒロインの入れ替わりと時間のズレを上手く使って、

隕石落下区域から住人を遠ざけるために、

登場人物が奔走するわけです。

 

途中で明らかになる時間のズレ。

ヒロインと入れ替わることによって知ることができた情報――

口噛み酒がきっかけになっていたり等、

冷静に考えるとけっこう無理やりな感じがありつつも、

勢いとテンポの良さで全然なんとかなっていました。

冷静に物語の破綻に関して突っ込んでいる感想も多く目にしましたが、

そこは向き不向きの問題でしょう。

少なくとも私はとても楽しめました。

 

対して「天気の子」は、

君の名は。」にあった勢いとテンポの良さみたいなものが

感じられませんでした。

そういった指摘が、こちらの記事でもしてありました。

biz-journal.jp

 

もちろん、勢いがあればいいというわけでもないですが。

 

ただ、勢いが上手く機能していれば、

視聴者もその勢いに乗って、物語に入って行きやすいでしょう。

現に私も「君の名は。」はスクリーンに集中して見てました。

 

「天気の子」は決してテンポが悪いとは思いませんでしたが、

私は「物語が一区切りついたな」と感じた瞬間に、

時計を見て、時間経過を確認する程度には余裕がありました。

ちなみに、だいたい20分くらいで大きくパート分けできそうです。

TV放送される場合は、ほぼここでCMが入るんじゃないでしょうか。

 

キャラクターに関して

これも完全に個人の好みによるでしょうが、

君の名は。」は主人公とヒロインはわりとしっかりしていました。

 

「天気の子」の主人公は家出少年です。

ヒロインは、親を亡くし、弟と二人で生活する、たくましい女の子。

君の名は。」の二人に比べると、やや幼い感じのする二人です。

 

個人的には青臭いことを言う主人公は大好きなんですが、

欲を言うならもう少しわかりやすく成長を描いて欲しかったな、と。

 

ラストでヒロインと再会するときに、

ヒロインと一緒にいられるこの世界を選んだのだ、

というのが成長した部分ともとれますが、

スーパーサイヤ人になる」みたいなわかりやすいのを求めてしまうのは、

私が少年マンガを読みすぎているだけかもしれません(笑)

 

事件の解決に向けての主人公の頑張り

君の名は。」は時間を跳躍して入れ替わっていた特性を最大限に生かし、

主人公とヒロインが隕石落下現場から住民を避難させることに奔走します。

 

「天気の子」は、異常気象の解決方法?に主人公と周りの人々が気づいてしまいます。

ヒロインが人柱になることで、止まない雨という驚異から東京は一時的に救われます。

そして、主人公は仲間の力を借りて、ヒロインを取り戻します。

 

ですが、それと引き換えに、また雨は降り続け、

東京都心部は水没してしまいます。

 

ここまでは全然アリです。

セカイと引き換えに、けれどもヒロインを取り戻す展開はアツいと思います。

 

ただ、ここで三年の時間が飛びます。

そして、主人公が地元の高校を卒業するまで、

ずっとヒロインに会っていない、というモノローグが。

私はここがしっくりこなかったかな。

 

もちろん、ヒロインを取り戻すことで、

引き換えにまた雨が降り出したことに対する罪悪感があったのでしょう。

ただ、クライマックスであんだけ頑張ってヒロインを取り戻したなら、

惚れた女を何年も放置すんなよ、と(笑)

 

この辺は、若い世代、特に主人公と同年代の感想を聞いてみたいです。

 

新海誠監督作品なら、

「あれから、もうヒロインとは会っていない。

 そして、これからも会うことはないだろう……」

時は流れ、二人は別の道を歩み、それぞれの幸せな家庭を築いていた……。

この雨が止むことのない東京で……。

的な終わり方もアリかなと思いましたが、(それ何て秒速5センチメートル?)

まあ、きちんと再会します。

前作「君の名は。」もそうですが、製作委員会方式ですので、

大衆向けに作ってる感じでしょうか。

 

君の名は。」のときは、おそらくわざとでしょうけど、

ラストで「秒速5センチメートル」を意識させるような、

このまま二人は出会えないんじゃないか……からの、

「君の……名前は……」で、めでたしめでたしでした。

見てる方としても、「秒速」を知ってるだけに、

ハラハラしてからの安心感が得られたわけです。

 

それに比べると「天気の子」の再開はけっこうすんなりでした。

そいういう意味では安心しましたが、ハラハラはなかったですね(笑)

 

中の人に関して

これ、「プロメア」に関することを書いた記事でも言いましたが、

私は、アニメ映画の声は声優さんにやって欲しい派です。

www.teirano.com

 

「プロメア」に関しては特殊なケースで、脚本が中島かずき氏。

キャスティングされた役者さんは、

中島かずき氏の脚本で舞台に立ったことがある、ということで、

何の違和感もありませんでした。

 

これに関しては、「君の名は。」も「天気の子」も感想は一緒で、

声優さんにやって欲しかったなあと思いながら見てました。

ただ、別に聞くに堪えないというわけではありません。

有名な人をキャスティングすることで、

そっち方面からも集客につなげるという意味では、

商業的にアリでしょうし。

 

前作「君の名は。」とのつながり

なんか普通に瀧くんと三葉ちゃん出ててワロタ。

瀧くんけっこう喋ってたしね。

他にも「君の名は。」の登場人物がちょいちょい出てましたね。

別に「君の名は。」を見てなくても何の問題もないですが、

見ていた人は「あ!」と思うでしょうね。

こういう要素は大好きです。

 

ただ、「君の名は。」で瀧くんと三葉ちゃんが出会った年に、

「天気の子」の東京の都心部は水没してるはずなので、

別の世界線(笑)の同一人物かもしれませんね。

 

確かに同じ世界線で、

隕石が落ちてきたり、都市が水没するレベルで雨が降り続いたりされたら、

たまったもんじゃありませんね(笑)

 

まとめ

ここまで「君の名は。」と比較しながらdisってきました「天気の子」。

しつこいようですが、面白かったですよ?

 

ただ、どうしても「君の名は。」と比べずにはいられないじゃないですか。

似たようなストーリーですしね。

多くの人も、「君の名は。」と比べるんじゃないでしょうか?

 

基本的には楽しめた作品ですが、

今後はネガティブな記事や感想を目にすることが多くなるんじゃないかなあ、

などと勝手に思っております。

先ほどリンクを貼った記事を掲載しているサイト、

「Business Journal(ビジネスジャーナル)」でも、

「映画『天気の子』に不評相次ぐ……」

なんて見出しの記事ですしね。

「大コケ」とか書いておけば目を引くでしょうし。

 

予想に反して大絶賛されるんであれば、

それはそれでいいんですけどね。

 

君の名は。」と「天気の子」は、

かなり売れ線を意識して作られてると思うんですね。

製作委員会方式なので、当然といえば当然でしょうが)

 

新海誠監督は今後も活動されるでしょうから、

何年後かには、また新作の発表もあるでしょう。

君の名は。」、「天気の子」と楽しんだことですし、

次回作を楽しみに待ちたいと思います。

 

楽しんだならもっと素直に褒めろって?

いやあ、やっぱり「君の名は。」が大好きだったんで、

期待値が高くなりすぎてましたね。

 

なのでもし、これから見に行く人がこの記事を読んでいるのなら、

「期待値(ハードル)を下げろ」と申し上げておきますね。

プライバシーポリシー お問い合わせ