飛ぶように、次の次元へは行けなかった。
ていらのです。
この記事のタイトルにもある通り、結局iPhone 12 Pro Maxに落ち着きましたので、その紆余曲折をここに記しておきたいと思います。
「Pro Maxかな」とは思っていた
12、12Pro発売直後に量販店で実機に触ってみて、やっぱもっと横幅が欲しいなあと感じ、12ProMaxだなとは思っていた。
12シリーズで実装されると願っていた指紋認証やType-C端子がなくても仕方ない。そう考えていた。
私の中では画面の大きさ、もっと言えば横幅こそ正義なのだ。
ではそこまでスマホでマンガを読むかと言えばそうでもないのだが、やはり今までできたことができなくなる(画面の横幅が狭くなってマンガが読みづらくなる)というのはストレスなんじゃないかと思った。
それゆえの12ProMaxという結論だった。
だったのだが……。
指紋認証がない恐怖 来年に期待しつつ11で妥協という結論
ただ、12ProMaxの129,580円という価格は、妥協して買うには少し大きすぎる数字だった。こちらの記事に記した通りだ。
この記事の執筆段階で既にAndroid機、具体的にはGalaxy Note10+への移行を模索しだしています。
やはり指紋認証が欲しい
11をしばらく使ってみて、外にでかけたりもして、改めて指紋認証が欲しいと感じた。
電車の中などで本を読んでいるとき、
気になったことを調べるためにスマホを取り出す
↓
スリープして鞄に戻す
↓
ああ、あれも調べたかったんだ、とまたスマホを取り出す
……みたいなシチュエーションのとき、いちいちパスコードを入力するかマスクをずらすかしなければならないのは本当に面倒だった。
もちろんマスクをしなくてもいい世の中が来ればFace IDでも便利になろうが、今の状況でそれを考えるのはiPhoneに指紋認証が復活してType-Cが搭載されることを願うのと大差ない気がした。
SOV38の白ロムを買ってみるが、満たされない
指紋認証への渇望がGalaxy Note10+へと気持ちを加速させる。楽天モバイルで約10万円で買えることもわかってしまった。ただ、やはりその価格が尻込みさせる。
ダメ元で価格ドットコムで調べて見ると2018年夏モデルのスマホに私の要件を満たすスマホが出ていたではないか。
その名もXperia XZ2 Premium。
・そこそこのSoC:Snapdragon 845 SDM845
・期待できる画面幅:80mm
・ワイヤレス充電対応
・指紋認証
・おサイフ対応
・Type-C端子
この機種を見つけた瞬間、下條アトムのナレーションで出会った~と聞こえた気がした私は、早速未使用の白ロムが3万円程度で売っているのを発見し、注文する。
……が、その感動は長続きしなかった。
まず、指紋センサーが絶妙に最悪な位置にある。
背面にあるのだが、本体のほぼ中央、対角線の交点あたりに配置されているため、どの指もすぐには届かないのだ。
他の機種はもっと上の方にセンサーがあるんだけど……
皆さんも自分のスマホを操作しているとき、どの指でもいいので背面中央に触れようとして見てほしい。iPhoneならリンゴのマークがあるあたりだ。
しかもこのSOV38は、センサーのすぐ上にカメラのレンズがあるせいで、センサーに触れていると思ったらレンズだったなんてことが多発するのだ。
そして、ただ置くだけでは充電スタンドに反応しない。
これは私の環境によるものではあるのだが、普段iPhoneを充電しているスタンドのコイル部と、SOV38のコイル部がズレているらしく、ただ置いただけでは反応しないのだ。
たまーに充電が始まることがあるのだが、スレスレで充電している影響なのか発熱するらしく、SOV38に発熱のために充電を中止した旨の通知が。
私が所持している充電スタンドでは、横に置くか、消しゴムを置いてその上にSOV38を置くことで充電ができるが、iPhoneシリーズはただ置くだけで充電できるので、不満が残った。
プリインストールされているゴミアプリが満載なのもウザかった。中には必要な人には有用なものもあろうが、基本的にはキャリアのサービスを使わせようとするものが満載で、邪魔で仕方がなかった。
私が買ったSOV38はXperia XZ2 Premiumがauから発売されたもので、既にSIMロック解除もされていた。
もちろん白ロムだから覚悟はしていたが、こんなにストレスを感じるとは思わなかった。
それと、SIMロック解除されているとはいえ、格安SIMを突っ込めばすぐ使えるわけでもないことに注意したい。
前述した通り、SOV38はauから発売されている機種なので、主流であるdocomoの格安SIMを使う場合はAPNの設定が必要だった。
SIMフリーモデルなら登録されたものから選ぶだけでよかったりするが、キャリア機では当然そんなものはないので、ある程度自己解決するだけの知識が必要になってくる。
また、対応周波数も違ってくる場合がほとんどなので、プラチナバンドに対応しておらず、電波の繋がりが悪くなるという事態も起こり得る。
キャリアがスマホ本体を売るなとまでは言わないから、せめてSIMフリーモデルと同じ仕様のものを売って欲しい。難しいだろうが。
SOV38をしばらく普段使いしてみて判断するつもりだったが、上記のように私の体が思った以上の拒否反応を見せたことにより、12ProMaxでよかったじゃん……という結論に一周して戻ってきたのだった。
不思議と後悔はしていない
さて、数週間のうちにスマホを3台買うという傍から見れば愚行でしかない行動をした私だが、最初から買っておけばよかったーという後悔はそこまでない。
全くないかと言えば嘘になるが、少なくとも12ProMaxに落ち着くにあたって必要な過程だったのかな、と思っている。
最初に12ProMaxを買っていたらいたで、また違った迷走をしていただけな気もする。
今回私が迷走を始めた理由をテキトーに列挙すると以下のような感じだ。
・2年使った8+を変えたかった。
・12ProMaxの登場まで我慢できなかった。
・12シリーズに期待していた指紋センサー、Type-C端子がなかった。
・12Proシリーズが、11Proシリーズとほぼ同価格だった。
・11が値下がりして、お得感が増した。
・12シリーズはそこまで劇的な進化をしているとは思えなかった。
・Galaxy Noteシリーズが前から気になっていた。
結局のところ、もういい加減新しいスマホに変えたいという自分の欲求に負けた形だ。
ただ、その欲求はAndroid機に変えてしまうほどではなかった。
後悔がないのは、一つ一つの要素を自分の中で確認して、12ProMaxにある程度の納得感を持ってたどり着けたからだろう。
買ったスマホも売却すればそこまで痛い出費にはならない。
それに、来年の今頃にぼくがかんがえたさいきょうのあいほんが出たとしても、12ProMaxを売って新機種の足しにすればいいだけだ。
iPhone12ProMaxを使用してみた感想は、後日記事にするかもしれない。
今の所、意外と寄れて、暗所撮影が強力になったカメラに驚いている。
そして、ここまで長々と読んでくれた皆様に感謝!